新発見考古速報展 「発掘された日本列島2001」

 平成13年6月28日、江戸東京博物館で開催中の展覧会に行って来ました。

 入場すると、いきなり大きな舟形埴輪が目に飛び込んできた。三重県松阪市宝塚1号墳出土で、ほぼ完全形である。長さ1m以上あるだろう。実に立体的で、きぬがさやら剣やらが船上に林立している様は、古代の船の意外な頑健さを示しているようだ。

 長野県中ツ原遺跡出土の土偶は、間近で見ることができて嬉しかった。実は、昨年夏、わざわざ東京から茅野まで発掘現場を見に行ったのだったが、その時は遠くからしか見えなかったのだ。極端に太い足、、逆三角形の顔(多分仮面か)、乳首のように飛び出してる臍(へそ)等々、異様な感じを受ける。同じく完全形土偶で国宝の縄文ビーナスが、「美」を感じさせるのに対し、こちらは「謎」という言葉が頭をよぎる。

中ツ原遺跡現地説明会へリンク

 この他にも、この一年間の発掘の成果が時代順に並べられているが、これ以上の紹介は差し控えたいと思います。是非、足をお運びを。

 本展は、7月15日まで開催中です。

 また、小山、田原町、島根、熊本、大阪を次々巡回しますので、ご当地の方は乞うご期待!

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